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波乱の開幕戦!スピンやペナルティーにも屈せず13位で見事完走! |
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3月16日、三重県の鈴鹿サーキットで2008 AUTOBACS SUPER GT第1戦「SUZUKA GT300km」が開催された。
ドライバーは両名ハコレース未経験の平手晃平選手(22歳)と国本京佑選手(19歳)のTOYOTA期待の若手新人コンビ。
注目と期待の集まる中、「95号車 ライトニングマックィーン apr MR-S」は開幕戦から性能調整により+25kgのウエイトハンデが課せられた状態で、予選11番手から、果敢に攻めた結果のスピンや他車との接触によるドライブスルーペナルティにもかかわらず、13位でチェッカーを受け、見事完走を果たした。 |
開催日 |
開催地 |
天候 |
コースコンディション |
決勝観客動員数 |
2008年3月16日(日) |
鈴鹿サーキット |
晴れ |
ドライ |
30,000人 |
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初の予選となる平手選手がステアリングを握りアタックに挑む。前日の雨による悪コースコンディションの中、平手選手は順調にタイムアップしていくが、いざアタックというところで、62号車の激しいクラッシュにより赤旗中断。
予選再開となったが残り時間も少なかったため、アタックはせずに国本選手にドライバー交代。国本選手は難なく基準タイムをクリアし、GT300の専有時間が終了。
GT500の専有を挟み、混走の時間となったところで再び平手選手がアタック。なかなかクリアラップが取れず2分07秒418でスーパーラップ圏内に0.014秒足らず1回目の予選を11位で終えた。 |
GT300クラス/予選結果 |
Po |
No |
Machine |
Driver |
Qualify #1 |
Super Laps |
Tire |
WH |
1 |
2 |
プリヴェKENZOアセット・紫電 |
S |
高橋 一穂
加藤 寛規
|
2'05.211 |
2'05.169 |
YH |
- |
2 |
7 |
ORC雨宮SGC-7 |
井入 宏之
折目 遼 |
2'06.349 |
2'05.502 |
YH |
- |
3 |
26 |
ユンケルパワータイサンポルシェ |
S |
谷口 信輝
山路 慎一 |
2'06.368 |
2'06.118 |
YH |
- |
|
11 |
95 |
ライトニング マックィーン apr MR-S |
平手 晃平
国本 京佑 |
2'07.418 |
- |
MI |
- |
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ミスなくスタートした平手選手は、じりじりと前方を行く110号車に詰め寄り、8周目でパスし10位に浮上。
11周目にはシケインで66号車をかわすが直後に痛恨の単独スピンで約10秒のロスで14位へ後退。しかし、ポジションアップを試み平手選手は果敢にプッシュ。他車のピットインのタイミングもあり、7位までポジションを回復。
目の前にはまたも66号車の姿が・・・平手選手は幾度と無く、66号車を攻め立てるが、ストレートスピードがあまりにも違う事から数周に渡り激しいブレーキング勝負が続いた。 |
21周目に先程と同じくシケインでのブレーキ勝負となり「95号車 ライトニング マックィーン apr MR-S」は66号車のインに飛び込むが、66号車もイン側を譲らず接触し「95号車 ライトニング マックィーン apr MR-S」はスピン。再度順位を下げ9位に・・・
そして、この接触が66号車に対し後方からの接触行為として「95号車 ライトニング マックィーン apr MR-S」はドライブスルーペナルティを課せられてしまい、約40秒のロス。ペナルティを受けた直後にピットイン。
国本選手に交代しマシンを送り出そうとするが、66号車との接触による左右のフロントバンパーのダメージ修理に約30秒かかった上、空力部品が無くなりフロントダウンフォースの傷ついた車両にての初のSUPER GTレースを強いられた国本選手だが、タイムのばらつきもなくコンスタントにタイムを刻み、13位でチェッカーを受け見事完走を果たした。 |
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GT300クラス/決勝結果 |
Po |
No |
Machine |
Driver |
Time/Diff. |
Laps |
Tire |
WH |
1 |
7 |
ORC雨宮SGC-7 |
井入 宏之
折目 遼 |
1:45'39.045 |
48 |
YH |
- |
2 |
2 |
プリヴェKENZOアセット・紫電 |
高橋 一穂
加藤 寛規
|
0'14.827 |
48 |
YH |
- |
3 |
26 |
ユンケルパワータイサンポルシェ |
谷口 信輝
山路 慎一 |
0'31.416 |
48 |
YH |
- |
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13 |
95 |
ライトニング マックィーン apr MR-S |
平手 晃平
国本 京佑 |
1Lap |
47 |
MI |
- |
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予選では雨上がりの難しいコンディションの中4番手タイムを出した後、国本選手に代わって予選を見ていたのですが、どんどんコンディションが良くなって来て、自分がコースに出た時にはタイミングが上手く合わず結果11番手。
不本意な結果に終わってしまい残念ではありましたが、まだまだ実力を出し切ってないので余裕を持って決勝に臨める手ごたえを感じました。 |
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今回がSUPER GTデビュー戦で結果は13位でしたが、ミスなく完走することができたので、良かったと思います。開幕戦を終えて、色々な課題を見つけることができました。
次の富士でのテストで、解決したいと思います。
次戦の岡山は、MR-Sと相性がよいサーキットなので、自分のやるべきことをしっかりして、良い結果を残せるように頑張ります。 |
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カーズレーシングとして、過酷と言われるSUPER GTへの挑戦が今年も始まりました。先ずは皆様と開幕を迎えられたことが大きな喜びです。昨年のチャンピオン車両+TOYOTA期待の新人2名のドライバーが操る事から皆様の期待も高まる開幕戦でしたが、今回の結果は想定内です。このレースで勝つことは簡単では無く車もドライバーも速いというだけでは結果は出ません。
沢山の皆様と出会い、応援頂き そして信頼が芽生え 初めて感動に繋がります。カーズの映画と同じシナリオからのスタートです。「95号車 ライトニングマックィーン apr MR-S」は皆様とチームが一緒に築く物であり、これからが幕開けですので皆様の暖かいご声援を宜しくお願いします。 |
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